アスペとともに@OLライフ

発達障害を抱えるOLの生き様を、気まぐれ執筆。

発達障害とは

大人の発達障害民が、心穏やかに過ごせますように

発達障害とは

発達障害は、生まれつきの脳の働きに凹凸が見られることにより、行動や思考に偏りが見られる状態のことを言います。

目に見えない脳の特性なので、家族や友人、上司などから「不思議ちゃん」として見られることも多いです。相性の悪い人からは、「自分勝手」「空気の読めないやつ」として捉えられてしまうこともしばしば。また、得意・不得意の差が激しいので、周囲や環境に適応できないと社会生活に生きづらさを感じます

しかし周囲の人によるサポート体制が整っていて、得意な作業をさせてもらえれば、想像以上のパワーを発揮することができるのです。企業にとっても、社員に良い仕事をしてもらいたいですよね。そのためには発達障害民の特性に気づくことが大切なんです。

ここでは発達障害について、ブログ主Sの体験談とともにお伝えしていきます。

 

 

発達障害の種類

発達障害には、自閉スペクトラム症(ASD)、注意欠如多動性障害(ADHD)、学習障害、トゥレット症候群などが含まれます。

上の画像は、多くの本やサイトで使われている図です。一つの症状が目立つ人もいれば、合併することもあるので困りごとが増えてしまう人もいます。特性の現れ方は十人十色で、サポートの仕方もさまざま。

先天的な脳機能障害なので、子どもから大人までの間で困りごとが大きく変化することはありません。

 

 
 

ちなみに私はASDとADHDの合併なので、図の緑の部分にあたります

 

自閉スペクトラム症(ASD)

自閉スペクトラム症は、自閉症アスペルガー症候群、広汎性発達障害という名称がまとめられたものです。特性が強い人から弱い人まで、という意味合いで”スペクトラム”と呼ばれるようになったそうです。

特性は大きく3つに分類されています。

①社会性の障害 … 例:話し相手と目を合わせられない

②コミュニケーションの障害 … 例:相手の気持ちを読み取れない

③興味の偏り … 例:自分だけのこだわりに執着する

また、感覚過敏や感覚鈍麻といった特性を持つ人もいます。

 

注意欠如多動性障害(ADHD

注意欠如多動性障害は、「片付けができない人は実はそうだった!」という内容で耳にしたことがあるのではないでしょうか。

片付けに関してはADHDだけでなくASDも当てはまるのですが、ここでは省略しますね。

ADHDも3つの特性に分類することができます。

①不注意 … 例:忘れ物が多い

②多動性 … 例:じっとしていられなくて授業中に席を立つ

③衝動性 … 例:順番を待つことができない

②と③は統一して”多動-衝動性”として扱う学者さんもいらっしゃるみたいです。

 

学習障害(LD)

学習障害は、読む、書く、聞く、話す、計算する、推論する、といった学習機能に困難さが見られます。

音読はできるのに意味が理解できない。話を伝えることが難しくて回りくどくなってしまう。などなど、日常で必要なスキルに問題が生じてしまうのです。

LDについては申し訳ないのですが知識が足らず……。

勉強します!💦

 

二次的な障害

発達障害の特性を持つだけでも、人間関係や日常生活で問題が起こってしまうのがなんとなく想像できたかなと思います。たしかに本人はもちろん、周囲の人たちも困りごとが出てきてしまいますよね。

では、「大人の発達障害」と診断された人たちは子どもの頃は気付かれなかったのに、なぜ大人になってから発達障害だとわかったのでしょうか?

 

そのひとつに、二次的な障害が挙げられます。

二次的な障害とは、発達障害を持つ人が、うつ病、不安障害、強迫性障害、ひきこもりなどの精神障害を発症してしまうことを指します。

上記でお伝えしたとおり、発達障害を持つ本人や周囲はその特性により生活上の問題を抱え、ストレスを抱えます。その結果、周囲の人たちは本人に対して叱責や注意をすることが多くなります。すると本人は「自分はなんてだめなんだ」と自己肯定感が下がり、さらにストレスを抱えますよね。この精神的なストレスが原因で精神障害を発症し、精神科・心療内科を訪れるのです。ストレスの裏側に何があるのかと探っていくうちに、実は発達障害を持っていた!と判明することが珍しくないのです。

子どもの頃は問題が起こっても「不思議ちゃん」で済んでいたのに、人間関係が複雑になる大人だからこそ、ストレスを抱え、精神障害とともに発達障害の治療も進めていくことになる。そういう経緯で診断がついた人も多いのではないでしょうか。

 

 
 

私がうつ状態になった原因は人間関係だけじゃなくて、発達障害が潜んでいたからだったんだね

もちろん、うつ病になったからといって発達障害が絶対見つかるわけではありません。定型発達(NOT発達障害)の人だってストレスを抱えるし精神科を訪れるでしょう。

そう、精神科にはいろんな事情を持った人たちが来ます。もしあなたやあなたの大切な人の様子が最近おかしいなと思ったら、迷わず精神科を受診してください。希望を言えば発達障害の検査をしてもらえますし、心を静めるお薬ももらえます。

「精神科は怖いところだ!」「暴れまわる人がいるんじゃないの?」と言う人がたまにいますが、そんなことはありません。ブログ主は計4年間/2か所の精神科の受診経験がありますが、怖い人に出くわしたことなんて一度もありません。悩んでいる人は、近所のクリニックに行くような軽い気持ちで受診してみてください。

 

まとめ

発達障害のこと、それによる二次的な障害について、お分かりいただけましたでしょうか。

発達障害精神障害も、厚生労働省がHPで症状を紹介するほど重要なものです。あなたやあなたの大切な人のこころを守るために、少しでも知識を深めていただけたらと思います。

 

当ブログでは、今後も発達障害精神障害メンタルヘルスについての記事をUPしていく予定です。今後ともよろしくお願いします。

 

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