アスペとともに@OLライフ

発達障害を抱えるOLの生き様を、気まぐれ執筆。

うつ病の残遺症状って?回復後も注意なのだよ

残遺症状って言葉、聞いたことありますか?

簡単に言うと、うつ病適応障害などのメンタル不調から回復した後も一部の症状が残ってしまうことです。精神疾患の後遺症と言っても過言ではないでしょう。

特に、休職や休学を経験してから「よし、復帰だ!」と張り切っても症状が残っていたら危険サインです。再発、再燃の恐れがあるので、早めにお医者様に伝えましょう。

今回は、現在進行形で残遺症状がある当ブログ主Sが、「残遺症状に気付け!そのサインと怖さ」をテーマに解説してまいります。

あくまでSの経験談に基づくものですが、紹介する症状以外にもサインはあるはずです。ぜひご自身の体調を見直すきっかけにしてみてください。

 

どんな症状があるの?

残遺症状は人それぞれ違うものです。基準は、うつ病適応障害で気分がどん底にいた時の症状が最近出ているかどうか」だと考えてください。

よく現れるのは以下の症状です。

  • 抑うつ気分(例:仕事で嫌なことがあると異常なほど落ち込む)
  • 不眠(例:朝早くに起きる、途中で何度も起きる、そもそも眠れん)
  • 疲れやすい(例:1時間しか働いてないのに1日分の疲れを感じる)
  • 不安感(例:周りにどう思われているかめっちゃ気になる)
  • 集中力の低下(例:人の話や指示を聞き続けるのが難しい)
  • 焦燥感(例:早く仕事に慣れなきゃ慣れなきゃ慣れなきゃと思う)

ほかに残遺症状と思われる状態にある人は、コメントでその症状について教えてもらえると勉強になります!

Sは職場に復帰してから、涙もろくなりました。仕事でできないことがあったり周りが忙しいのに自分がヒマしていると、「自分はなんて無力で役立たずなんだ…」と誰もいないところで泣きます。ある時はあまりに抑うつ気分がひどくてトイレでわんわんと泣いた日があり、結局ほかの人にバレて、その日は会社を早退しました。

このように、回復してからも自分の様子がおかしいと思った場合は、すぐに医療機関へ行きましょう。何事も早いに越したことはないのです。

焦燥感が一番危ないかもしれん

焦りは禁物、とよく聞きますよね。これ、マジです。

個人的意見ですが、「〜すべき」「〜しなきゃ」という思考が頭をよぎったら、ハッ!としなけれないけないくらい焦燥感は大事なサインだと思っています。

うつ病適応障害では抑うつ気分や不安症状が出るイメージが強いですが、これらは焦燥感が原因で起こるものです。つまり、焦りがあるから抑うつや不安を感じるのです。

「いつもできていた〇〇ができない…」「〇〇ができない自分なんて無価値だ」「上司に見放されたらどうしよう」というように、必要以上に自分を追い詰めるとその分が抑うつとして跳ね返ってきます。

焦燥感に気付いたら、まず深呼吸。そして、今何に焦っているのかを落ち着いて考えてみてください。相談できる誰かがいれば伝えて、その焦る気持ちを人数で割ってしまいましょう。社内に相談できる人がいなければ、信頼できるお医者様でも構いません。

 
 

わたしも「先生、聞いてください。会社でこういうことがあったんです」と泣き言を言うために主治医のもとを訪れました…。

うつ病適応障害で休んでいた時の苦しさは本人が一番知っているはず。もう経験したくないですよね。だからこそ、自分の焦燥感を見逃さないことが重要なんです。

夜眠れなくなったら思い切って会社を休め

ゴロゴロ〜ゴロゴロ〜。決して現実逃避シリーズではありませんよ。精神疾患を持つ人は夜眠れないことが多く、布団の中でゴロゴロする時間がとてつもなく苦痛なのです。

健康な人にもわかるように例えるなら、ただただその場に突っ立っているような感じです。これが2~3時間続くことを想像してみてください。苦痛だと思いませんか?眠れないということは、同じくらい苦しいものなんです。

夜眠れなくなったら、もう会社を休んでしまいましょう疲労が蓄積した体のまま会社へ行っても、頭が働かずに無駄な時間を過ごしてしまうことになります。だったらいっそのことその日は休んで、丸一日を家で自由に過ごし、次の日からまた仕事に戻ればいいのです。

「やらなきゃいけない仕事があるから休めないよ!」と思う人がいるかもしれません。はい、ここ。焦燥感ですよ。

やらなきゃいけない仕事は、誰かから指示されたものですか?だとしたらその人が悪いのであなたが責任を感じる必要はありません。というのも、精神疾患になったのはあなたのいる環境のせいであり、病気から回復したばかりの人に”やらなきゃいけない仕事”を指示してきたその人にも責任があります。むしろ夜眠れなくなるほど疲れさせたその人や環境自体に原因があるのです。

 
 

復帰してから一睡もできなかった日があり、一日中抑うつがひどくて会社でプチパニックを起こしました。

自分の体のためにも、眠れなくなったら会社を休んでください。もしそれで会社から怒られるようであれば、「このブログでこう言ってたんです」と当ブログを読ませてください。そうすれば当ブログの責任にすることができ、あなたは責任から逃れることができますので。あなたは悪くありません。

さいごに

おそらくこの記事を読んでいる人は、精神疾患に関心のある人や残遺症状に悩まされている人だと思います。

もし自身や周囲の人で「回復したはずなのに、最近様子がおかしいな…」と思うことがあったら、一日休んで、症状について見直してみてください。会社を休むのに抵抗のある人は、せめて午前中は会社を休んで医療機関に行き、お医者様から生活を送る上でのアドバイスを受けてください。

当ブログ主は主治医に相談したところ、「張り切りすぎないようにね。会社に行けるだけで成長してる証拠だよ」と言われ、それ以来は無理に仕事に熱中しないように気を付けています。

回復後も、どうか自分を大切にしてお過ごしくださいね。

 

またね🌸